本地の警固祭り(市指定文化財)・本地八幡社
本地の警固祭りは、旧本地村の氏神である本地八幡社の秋例祭にシマごとに飾り馬を奉納する献馬行事(オマント)を原形としている。かつては旧本地村の12のシマから一頭ずつの飾り馬が出され、八幡社鳥居から境内まで馬を走らす「駈け馬」が行われた。鉄砲は出発や垢離取りの際には撃たれるが、警固隊がオマントにつくことはなく、本格的な警固が付くのは郷社祭り以上の祭礼の際とされていた。その後シマごとに馬を奉納することはなくなり、1950年代頃より郷社祭りと同様の形として旧本地村(現本地自治会)で馬1頭を奉納し、警固として鉄砲隊が付く現在の形となった。現在は10月の第二日曜に行われている。
本地の警固祭りには、棒の手も披露奉納される。棒の手の流派としては、起倒流が東新田・寺下・五軒島・坂上に、検藤流が植田・中切・坂下の各シマに伝承されている。
本地八幡社は、宇佐八幡宮の御分社であるとされ、創建は文治元(1185)年、寛延元(1748)年に洪水により現在地へ社殿を移設した等伝えられているが、それを裏付ける文書等は確認されていない。若宮八幡・宇佐八幡を相殿している。
関連サイト
本地ライフ(本地連区ホームページ)
アクセス
電車 名鉄瀬戸線 三郷駅より徒歩25分
車 猿投グリーンロード八草ICを下り、国道155・248号線を北へ向かい、赤津川をこえ左折。高座橋を左折し渡ってすぐ右折、川沿いを直進し突き当りを左折。