窯垣の小径・窯垣の小径資料館

窯垣の小径(仲洞町)
窯垣の小径資料館(旧寺田兼之丞家住宅)
窯垣の小径ギャラリー(旧加藤隆明家住宅)

 古くから窯元が集積した「洞町」、洞町の西の玄関口である宝泉寺の脇から洞町のほぼ真ん中に位置する白龍さんの祠までの約四百メートルに「窯垣の小径」が続く。幅一間ほどの小径を歩くと、家毎の工夫されて組まれた窯垣の幾何学文様、年月を経た自然釉の景色、窯元ごとの屋号の刻印などが目を楽しませてくれる。 この窯垣の小径のほぼ中央に「窯垣の小径資料館」がある。資料館の建物は元本業焼の窯元であった寺田兼之丞家住宅をほぼそのまま生かす形で平成7年に改修したものである。母屋と離れの2棟からなり、明治3年に建築された建物である。東側の母屋は平屋で入母屋造、元は四の間造であったと思われるが、西側の「奥の間(8畳)」と「仏間(8畳)」は残されたが、東の「ニワ」部分、中の「お勝手」・「台所」部分は展示室等に改修された。付け足して造られた「浴室」は元本業タイルの窯元を偲ばせる修景されたものである。離れは木造2階建、8畳二間と土間の1階部分がボランティアガイド休憩室及び展示室として活用されている。渡り土間を敷き瓦で葺き、便所は染付便器と本業タイルで修景するなど往時を偲ばせる資料館となっている。(「窯垣の小径資料館」パンフ)。「窯垣の小径資料館」の3軒西隣に「窯垣の小径ギャラリー」があり、窯元であった旧加藤隆明家が江戸時代後期に建造したとされる主屋・離れ等を、瀬戸市が譲り受けギャラリーとして改修し、平成14年から窯垣の小径まつりなどのイベント時に公開している。

アクセス
電車  尾張瀬戸駅より約20分
バス  名鉄尾張瀬戸駅から名鉄バス品野方面・古瀬戸経由、赤津方面・陶祖公園から徒歩3分
車    東海環状自動車道 瀬戸赤津ICより約8分
駐車場 有(33台)
瀬戸市仲洞町39
:0561-88-2542

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